#よみもの

「自分でできる」を支える道具。オレンジイノベーションが導き出した9つの答え

2026.03.13

認知症という壁を前にしたとき、私たちはつい、本人の代わりにやってあげることばかりを考えがちです。でも、本当に必要なのは、至れり尽くせりの手助けではなく、もう一度、自分一人の力で日常を動かせるようになること。現場を見ていると、そう強く感じます。

経済産業省のオレンジイノベーション・プロジェクトから生まれた一冊の書籍、高齢者に優しい製品とサービスガイド。ここには、本人の自立を支えるために試行錯誤を繰り返した、9つの挑戦が綴られています。

 

「今がわかるという当たり前」を支える、アデッソのデジタル日めくり

私たちアデッソが向き合っているのは、時間という生活の根幹です。

認知症の方が、今日は何曜日なのか、今は朝なのか夜なのかを迷わずに済むこと。それがどれほど、一日を穏やかに過ごすための助けになるか。

プロジェクトの中で、当事者やご家族の声を聞いて気づかされたのは、高機能な機械よりも、今の自分でも分かるという小さな成功体験が、何よりも人を輝かせるということでした。アデッソのプロダクトが驚くほどシンプルなのは、自分一人の力で理解できたという喜びを邪魔したくない、その一心からです。

書籍内では商品の開発のきっかけ、オレンジイノベーション・プロジェクトを通してどのように商品を改良してきたなどが書かれています。

「9つのおもいやり」が、家族の距離を優しく変える

本書に集まった9つの採択事業は、それぞれ形は違えど、見据えている未来は同じです。

道具が本人の不自由をそっと補完することで、ご家族の役割は「管理する人」から「共に笑う人」へと変わっていきます。何度も同じことを聞く、何度も同じことを答える……。そんな日々の小さな摩擦が、道具一つで「安心」に変わり、介護の現場に優しい会話が戻ってくる。

本書は、そんな道具がもたらす心のゆとりを信じる人たちの熱意が詰まった、希望の書籍です。

 

あなたの「共感」が、情報を必要とする誰かへ届く

このガイドブックは、現在AmazonのKindle版でリリースされていて、Kindle Unlimited会員なら無料で読むことができます。

正直なところ、私たちはこの本を売って利益を得る立場ではありません。ただ、ここに記された新しい共生の形に共感してもらうことで、この情報が、今まさに悩んでいる誰かの元へ届く道標になればと思っています。

もしページをめくって、これならあの人も笑顔になれるかもしれないと感じてもらえたなら。その時、この書籍は単なるガイドブックを超えた、社会を少し良くする力になるはずです。

こちらから購入できます。『高齢者に優しい製品とサービスガイド』https://amzn.to/4uz0FLt 

 

▼ 9つの希望の物語、詳しくはこちら(プレスリリース) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000050823.html

編著者紹介

館神龍彦(たてがみたつひこ)デジアナリスト・手帳評論家・セミナー講師

母の認知症発症をきっかけとして「おぼえている手帳」の開発・販売。令和6年から、オレンジイノベーションプロジェクト採択事業

株式会社アスキー勤務を経てフリー。

『システム手帳新入門!』(岩波書店)など著書多数。『手帳と日本人』(NHK出版新書)は、大学受験の問題に3度出題。

「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「あさイチ」(NHK総合)「DayDay.」(日本テレビ)「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)「Hello!World」(J-WAVE)など、テレビ・ラジオ出演多数

 

紹介企業

「認知症の人もそうでない人も楽しめるバスツアー」

(豊橋鉄道株式会社)https://www.toyotetsu.com/

 「質の高いレクを実現するキットと動画サポート」

(株式会社さくらほりきり)https://www.sakurahorikiri.co.jp/corp/

「ユニバーサルスキンケアmomote」

(日本介護美容セラピスト協会)https://naris-momote.com/

第二章 生活をアシストする

 記憶と安心を支える身につけるメモ「wemo」

(株式会社コスモテック)https://www.wemo.tokyo/product-band-accessible

 今がいつかわかる「デジタル日めくりカレンダー」

(アデッソ株式会社)https://www.e-adesso.co.jp/

 手を使わずにスパットはける「スパットシューズ」

(株式会社チヨダ)https://www.chiyodagrp.co.jp/ 

第三章 脳と記憶に働きかける

 音楽の力で思い出を巡る「うたメモリー」

(東和薬品株式会社)https://uta-memory.com/

 家族の心をつなぐ回想アルバム「テコレ」

(株式会社テコデコドリーム研究所)https://tekodekorecollection.com/

 記録をすれば笑顔が生まれる「「おぼえている手帳」

(株式会社ビークル)https://oboeteiru.com/